こんにちは。スタジオロハスです!
今や書店で見ないことはない「スタンフォード式〇〇」の数々。
中でも睡眠や疲労関連などのコンディショニングアプローチは最先端であることはみなさんもご存知だと思います。
そのスタンフォードがフル活用しているという疲労リカバリーメソッドの一つに「IAP呼吸法」があるらしいのです。
これまでロハスブログでも呼吸の大切さについてはいくつかの記事で触れてきましたが、IAP呼吸法は初耳です!
みなさん私と一緒に学びましょう(`・ω・´)
IAP呼吸法とは
IAPとは「Intra-Abdominal Pressure」の頭文字をとった略称になります。日本語では腹腔内圧(腹圧)です。
IAP呼吸法は、その腹圧を高く保ちながら呼吸する方法になります。
直訳すれば「腹腔内圧呼吸法」ですね。
腹圧をイメージするのによく使われるのが風船です。
お腹の中に風船が入っている状態をイメージしてみましょう。
風船内に含まれる空気が多ければ腹腔内圧は高くなり、風船内の空気が少なければ腹腔内圧は低くなります。
風船に空気がたくさん入っていると、風船は硬くなり、これが腹圧が高い状態です。
逆に風船に空気が少ないとしぼんで柔らかくなります。
つまり、お腹という風船内に空気をためることで、硬く安定した体幹が獲得できるというわけです。
“腹式”呼吸と1文字しか変わりませんが、腹式呼吸では息を吐くときにお腹を凹ませるので、そこで一度腹圧が落ちてしまいます。
体幹トレーニングの代表格にはドローインがありますが、ドローインはお腹を凹まして腹圧を保つ方法です。
IAP呼吸法はお腹を膨らませる方法なので、ドローインとは違いそうですね。
お腹を膨らませて呼気を行う方法にはブレーシングありますが、IAP呼吸法はブレーシングの方が当てはまりそうです。
IAP呼吸法が疲労を軽減する理由
なぜIAP呼吸法が疲労と関係するのでしょうか?
それには大きく2つの理由があります。
1つ目は、体幹の安定です。
体幹が安定することで軸ができ、動きの安定につながります。
無駄な動きがなくなり、疲労しにくいカラダになります。
姿勢も同じです。良い姿勢はカラダに負担のない疲れにくい姿勢です。
スマホ首、猫背、反り腰などは体幹が重要ですので、姿勢改善にも効果的ですね。
2つ目は、自律神経への関与です。
そもそも呼吸は自律神経がコントロールしています。
自律神経は、交感神経と副交感神経からなります。
24時間休みなく働く自律神経は疲労が溜まりやすく、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると様々な不調をもたらします。
ストレス下では交感神経優位に傾きやすくなりますが、呼吸をゆったり続けると副交感神経が優位になります。
適切な呼吸ができることで、自律神経が整うというわけです。
IAP呼吸のやり方
IAP呼吸法を上手に行う最大のポイントは、横隔膜を下げることです。
でもちょっと待った!横隔膜が適切に動くには胸郭が拡張することが先決です。
まだこちらの記事を読んでいない方は、先に目を通しておくと理解が深まると思います。
呼吸姿勢は先述の記事と同じで大丈夫です。
まずは、自分の呼吸が意識しやすい仰向けなどの姿勢からはじめると良いと思います。
IAP呼吸法は、5秒で吸い、5〜7秒で吐くリズムで、5セットほど行うのが基本と説明されています。
わずか1分程度で終わるのでデスクワークの休憩や寝る前などに気軽に行いたいですね。
寝る前に行えば質の良い睡眠につながるので、疲労回復には最適ですよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました(´ω`)ノシ
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