今さら聞けないBCAA

こんにちは。スタジオロハスです!

 

前回の記事では、「EAA」についてお話しましたが、お読みいただけたでしょうか?

 

もはやEAAやBCAAは筋トレしている人にとって常識のサプリメントになります。

 

特にBCAAは筋トレ業界だけでなく、リハビリ栄養などにも取り入れられており、筋トレや医療業界では知っておきたい知識です。

 

今回はEAAに引き続き、今さら聞けない「BCAA」についてお話ししようと思います!

 

スーパーに売っているスポーツドリンクにもこのBCAAを意識した商品があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

それでは、「BCAA」について学んでいきまっしょい!

 

BCAAとは

EAAとは分岐鎖アミノ酸になります。

BCAAはBranched Chain Amino Acidの頭文字をとった略称です。

 

前回お話しした必須アミノ酸であるEAAのうち、バリン・ロイシン・イソロイシンの3種類をBCAAといいます。

 

BCAAを摂取するメリット

BCAAの効果は、筋タンパク質合成促進と分解抑制をしてくれます。

 

特にロイシンは筋肥大にとても重要と言われ、筋タンパク質合成のスイッチを入れる役割があります。

 

ロイシンの摂取量がアミノ酸の中でも多く必要なため、多くのBCAAドリンクは

ロイシン:イソロイシン:バリンの割合を2:1:1にしています。

ロイシンの効果はリハビリ栄養にも注目され、病院の補助食品としても商品が多数開発されています。

 

年齢を重ねごとに筋量は低下するため、リハビリの効果をBCAAを摂取して加速させています。

 

中には、BCAAの摂取で歩行機能改善につながるとしている研究もあります。

 

また、BCAAの強みは筋疲労軽減にもあります。

 

糖分解や乳酸生成の抑制をしてくれるので、筋肉痛や疲労感に効果があります。

 

少し難しい話にはなりますが、疲労を感じるのは脳ですから、脳への影響もあります。

 

それは、疲労の要因の一つであるセロトニンが関与します。

 

セロトニンはトリプトファンが変換されて増えるので、このトリプトファンを脳内に移行しないようにする役割がBCAAにはあるのです。

 

BCAAの効果をみていると、全世代に必要な成分だなと思いますね。

 

BCAAの摂取のしかた

BCAAの摂取目安は2000mgです。

 

これには研究結果があり、BCAAを摂取する量を変えて血中濃度を測定した結果、2000mgが最も効率よく作用することがわかっています。

 

BCAAの摂取30分後が濃度のピークになるので、トレーニング30分前からトレーニング中に摂取するのが良いですね。

 

2000mg以下では、効果が1時間も続きにくいため、長い時間トレーニングする方は気をつけてくださいね。

 

BCAAはダイレクトに筋代謝

他の必須アミノ酸が肝臓で代謝されるのに対し、BCAAは筋肉で代謝されます。

 

もちろんトレーニング中は筋肉の代謝が上がるので、ダイレクトにBCAAが代謝されることになります。

 

なのでEAAだけではBCAA分の代謝がまかないきれず、BCAA不足になる可能性があります。

大抵のEAAはBCAAの割合を多くしていますが、その分量には要チェックが必要ですね。

 

BCAAとEAAどっちがいいの?

基本的にEAAでBCAAの代用はできません。

 

BCAAの血中濃度がEAAよりも高いので、EAAで代用しようとすると肝臓や腎臓への負担が大きくなってしまいます。

 

これが、BCAA単体で商品化されている理由です。

 

EAAとBCAA、両方飲まなきゃいけないの?

高いし、なかなか難しいんだけど‥。

 

というのがトレーニーにも多い悩みです。

 

結論から言えば、本当にハードなトレーニングをする人、筋肥大を目指す人でなければ両方摂取する必要はありません。

 

1回のトレーニング時間も1時間未満だし、高重量を扱うようなハードなトレーニングではないよ‥。

という方はEAAだけでも十分でしょう。

 

お財布と自分のトレーニング目的に合った選択ができるようにしたいですね。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうとうございました(´ω`)ノ

 

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